模型用語

キットの種類


ガレージキット :Garage Kit

***レジンキャストキット/レジンキット/レジン :Resin Cast Kit [#y5ece9a6]
1.まず粘土やパテなどで、原型を作り、
2.その原型をシリコンを使って型どりし、
3.型どりをしたシリコン型にレジン(ウレタン樹脂)を流し込む
 という一連の行程によって作られたキットのこと。

通常はレジンの色は ホワイト、アイボリー、グレー、クリアー(透明) などである。
クリアー(透明)のレジンに染料(塗料ではなくインク:マジックインキ、プリンタのインク、レジン専用染色材など)を混ぜて色を付けた”カラーキャスト”がある。
カラーキャストは2009年現在、段々と生産される数が増えてきている。

長所としては「彩色する場所がわかりやすい」、「塗らなくても満足できるものもある」という意見がある。
短所としては、慣れない人がカラーキャストを作るとレジンが脆弱になり、ボソボソとした仕上がりになることが挙げられる。
表面がボロボロになっていると表面処理が煩雑になるので、カラーキャストを嫌う人も居る。
もちろん業者抜きにすれば精度は上がるが、レジン自体の強度は変わらないので、力のかかる部分にはあまりオススメできない。(羽の付け根、体の付け根、関節パーツなど)


表面処理

文字通り、キットの表面を整える行程のこと。
ラッカーパテを塗り、ヤスリで削ってなめらかにしたり、サーフェイサーを吹いてキズを見つけ、またそのキズを埋めたりする行程のこと。
これがいやだと言う人も多いが、WEBラジオでも聞きながらのんびりやれば楽しい作業である。
ただし、パテの硬化を待ったりする事が頻繁にあるため、複数のキットを平行して進めるなど工夫が必要である。

業者抜き

型抜き専門の業者に依頼して、キットを型抜きしてもらうこと。
もちろんお金はかかるが、大量に生産したり、高いクオリティを維持してもらう際には有効である。

ホワイトメタル :White Metal

キットの材質のことで、電子工作で使われる半田ていどの硬度を持つ金属のこと。金属としては鉛以上、アルミ未満の硬さといったところか。
ミリタリーモデルで多く使用される材料。

プラスティックモデル /プラモデル/プラモ :Plastic Model

お馴染み、ガンプラなどのプラスチック製の模型のこと。
プラスチックの場合は
 1.”金型”とよばれる金属のブロックを機械的・(レーザーなどで)電気的に彫り込み、
 2.金型を貼り合わせ、
 3.プラスチックを射出して(流し込んで)
プラスチックキットを作り出す。



パテ :Putty

ポリパテ /ポリエステルパテ/Polyester Putty

<特徴>
パテの中では比較的安価で、クリームのようにやわらかい。
だが、化学変化して硬化する際に、強いニオイの有害なガスが発生するため、使用時の換気は必須である。
また、フィギュア原型で使うときは、多めに盛ってリューターで削るのが常套手段であるが、
その際、削られて舞い上がった粉を吸い込むのもまた有害で、肺にたまると発がん性があるとも言われている。もちろん発がん性が無くても粉塵を肺に溜めることは良くないため、マスクはやはり必須である。

<入手性>
ボークスの造形村シリーズの缶入りポリパテが比較的安価で、手に入りやすいため、愛用者が多い。 
タミヤ製のチューブタイプは100g以下で700円程度。
私は試したことはないが、家の壁などに使用する、バケツ並みの大きさのパテも、ホームセンターや東急ハンズ、ユザワヤなどで1kgで4千円程度で購入できるものがあり、コストパフォーマンスだけで言えばかなり良い。知人と共有して使えば安価か(?)


エポパテ /エポキシパテ/Epoxy Putty

<特徴>
2種類の板を手で練り消しのように練って硬化させる。水を手につけて触ると手にくっつかなくて良い。
半面型として、部品の表面にメンタム(リップスティック)を塗って、そこに貼り付けて半硬化した時点で取り外す手法がある。取り外した面のメンタムは、接着や塗装の際の剥離の原因となるため、取り除いた方が良い。

<入手性>
タミヤ、WAVEなど多数の種類がある。
軽くて速く硬化するもの、重いが高密度で強度の高いものに大別できる。
  「大きなパーツをスクラッチしたいけど、重くなってしまうのは困る」というなら軽量タイプが、 
  「小さなパーツを、細かく造形したい」というなら高密度タイプが向いている。
どちらも価格は300円~1000円程度。


アルテコ瞬着パテ SSP-HG

<特徴>
造形というより、隙間埋めに使われる。ガンプラで言えばFGシリーズやHGシリーズの、装甲裏埋めなどに使われる。
混ぜて硬化すると薄紫色になる。
ナイフでサクサクと削れ、レジンキャストと感触が似ているため、ガレージキットでは段差が発生しにくいとして重宝する人も多い。

<入手性>
基本的には、微粒子の粉末と硬化剤(シアノアクリレート、別名シアノン。いわゆる瞬着。) の組み合わせなので、他の瞬着でも代用は可能。
なかでも、シアノンDWという、高圧ガス工業社が出している製品は瞬着の液体が白く、これとアルテコの粉末を組み合わせることで、キャラクター系ガレージキットの肌色のサフレス塗装に利用される。(グレーのサフを吹かず、そのまま塗装段階に入るということ。)
1セット1500円程度。

<代替瞬着パテ>
上記の通常の組み合わせを模して、ベビーパウダーと100円瞬着の組み合わせにより、瞬着パテの代用としたもの。
  ※ 私はこれを何度か試したが、一回もうまくいかず、混ぜる端から一瞬で完全硬化してしまい、まったく削ることができなかった。うまくいった人はどうやったか投稿してもらえるととても助かります。







成型上の用語


スケール :Scale

1/144, 1/100などの縮尺のこと。
分数表記なので、分母が大きくなるほど、模型の大きさは小さくなる。
(1/100=0.01なので、10mのロボットの1/100スケール模型は0.1m、すなわち10cmになる)

キャラクターフィギュアでも同様に計算できる。実際には1/10~1/6程度のスケールのものが主流である。
参考サイズ: (女の子フィギュアの場合:身長を150cmとすると)、
 1/4 → 37.5cm
 1/5 → 30cm
 1/6 → 25cm
 1/7 → 21.4cm
 1/8 → 18.8cm
1/9 → 16.7cm
 1/10→  15cm
となる。

ちなみに、
ほとんどのキャラクターフィギュアは1/8~1/6程度、
可動フィギュアのfigmaシリーズは1/10程度、
ガンダム系可動フィギュアのHCM-Pro(ハイコンプロ)は
である。
ガレージキットは
    レジンキャスト&シリコン使用量∝原型の大きさ 
という比例関係にあるため、スケールが小さいキットの方が安い、ということになる。

型抜き

レジンキャストを、シリコン型に流し込んで、硬化したのちに型をはずす、一連の流れのこと。

ゲート :Gate

プラモデルやガレージキットにおいて、パーツの材料(プラスチック樹脂/ウレタン樹脂(レジンキャスト)) を注ぐために必要な部分のこと。
普通はニッパーで切り離したり、デザインナイフで切り取ったりする。
レジンキャストにおいては、髪の毛など、細かいパーツの周囲では多くのゲートが必要になる。

ヒケ、ヒケる、ヒケている

注型の際に、十分にレジンがいきわたらず、パーツがへこんだりすること。プラモデルでも、よく見るとヒケが見えたり、光沢・メタリック仕上げにすると、仕上がり時に 「あ、ここヒケてる…orz」という場合がある。

  >型抜きの際の対策<
これを防ぐには、地面と垂直の方向に空気の通り道を作り、型上部にレジンが抜けるようにする。
このあたりの案配が、型抜きで慣れと経験が必要といわれるゆえんである。何回もキットを抜く場合には、「テスト抜き」と称して初回に抜くのものを捨て駒として、シリコン型に手を加える場合が多い。

  >プラモデル・ガレージキットを加工する際の対策<




ムク/無垢

 一つの種類の材料で構成されいるもの。木の塊やパテの塊、レジンの塊などを指して言う。
  例)フィギュアのスカートの裏が掘られていなくて埋まっている場合なども「ムクじゃないか…残念だ」などと言われたり言われなかったりする。



塗装上の用語

サーフェイサー/サフ/Surfacer /プライマー/Primer

<用途>
 プラモデル、ガレージキットなどの表面に塗る、プライマー(下地)のこと。
 様々な材料を使って整形して、キットの色がぐちゃぐちゃになったり、
 凹凸が見つけにくい場合にサフを 吹いてキズを見つけやすくする。
 また整形が終わった時に仕上げで吹くと、800番ぐらいのヤスリキズは埋まる。
 
 サフは缶スプレーが使われることが多く、ワンプッシュでの吐出量が多いため、うっかり厚吹きしてモールドを埋めがちである。
 これを嫌う人は、一度缶のサフを塗料皿に吹き、ラッカーシンナーで薄めてエアブラシで吹いたりする。

<銘柄ごとの違い>
 ソフト99というシリーズの、板金(車修理)用の商品に定評がある。ただ、このパッケージには”プラサフ”と書いてあるが、これは”プライマー&サーフェイサー”の略であり、”プラモデル用サーフェイサー”の意味ではない。
 私はこれをプラスチックに使用して困ったことはまだないが、シンナー成分が強いサフだと、プラスティックを浸食(溶かす、亀裂を生じさせる)ことがあると言われている。
 → そういう意味ではタミヤやGSIクレオスのサーフェイサーを使えば安心である。



  • 最終更新:2009-09-14 07:27:26

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード